2004/11/23 音楽CDの紹介(その1)
わたくし音楽分からないあるね。なにが分からない、って、小学校で習った音楽の時間の用語が何のことだかさっぱり腑に落ちないのね。まだ因数分解とかマクローリン展開のほうが、ああこういうものね、とイメージ湧くわ。あの用語たちと、曲の印象はなんか関係あるのかしら。シアンとブルーくらいごっちゃになってくるわ。シアンとブルーを区別させてこの絵はシアンです、て言ってる感じがしちゃうのね。なんのことなんでしょう。いつか納得しないと死にきれないわ。
それとわたくしメロディをはっきり演奏してもらわないと、うたうたえません。音楽の授業はだからよかったのよ、うたうたうテストは先生がばっちりピアノ演奏してくれるから。問題はカラオケね。覚えてる曲ならアカペラのほうがましよ。むしろ指揮棒振ったお兄さんが画面に出てくれると分かるのに。どうして、あんな関係ない音にあわせてうたえるのかしら。
ということで、わたくし音楽ちゃんとは分からない人ね。でもちゃんとは分からなくても音楽聴いて文章の構想が練れます、アイデアが湧きます、こころ騒ぎ涙します、血湧き肉踊り体がリズム刻みます、心地よいリズムに乗せてゆっくりと眠りのモードに入ります。だから僕が音楽CDを紹介するときは、僕がこういう気分になりたいときこれをかけます、みたいな、逆に、このCDかけてたら自分はこんな状態になったことがある、みたいな、ちっともアカデミックじゃないCD紹介をします。
さて第1弾は、アルバム2枚だけ紹介します。
一つ目は、「ゆれながら 考えながら エリクソン」を生み出したアルバム。
このアルバムをかけていた夜、無性にエリクソンに呼ばれている気がして、エリクソンの発達段階の英語版の図に引き寄せられて日本語訳を付け出しました、その後ことあるたびに修正を重ねて現在の形になりましたが、毎回このアルバムは僕の脳を活性化し、いい日本語が思い浮かぶ助けになっています。
感謝感激雨あられ。グールド最高。
グレン・グールド「モーツァルト:Pソナタ集 」(Amazonで購入できます)
ほかに4枚組みの全集「モーツァルト・ピアノ・ソナタ全集 」(Amazonで購入できます)もあります。
2つ目は、僕の言語体系や感情体系と完全に調和しているために異物と感じない歌詞を書いてくれる、小沢健二さんから1枚。
基本的に日本語を書くときに日本語の歌詞の曲がかかっていると、邪魔になることが多いですが、小沢健二さんはそんなことにはなりません。何か特別な気分に浸りたいときではなく、ふつうにすっとこころに入ってくる曲です。
このアルバムに出会ったとき、やっと僕が共感できるラブソングに出会えた、と思ったものです。それまでは僕が未熟だったからか、少し分からないことをうたっている感じがしていました。大雑把に言えば、甘すぎるか過激だと感じていました。
小沢健二「LIFE」(Amazonで購入できます)
Amazonアソシエイトについての僕のコメントはこちらをどうぞ。
見てみて真似る やってみて真似る
あさのおかぎり 真似る良い子は すくすく育つ
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